赤ちゃんや乳幼児が病気や怪我をすると心配ですよね。



神経芽(細胞)腫(しんけいがしゅ)

母と子

こんな病気:4歳以下に多い副腎・交換神経節のがん

 

小児の固形がんでは、最も多くみられます。腎臓の上にある副腎や背骨の両側にある交換神経節に発生します。

 

4歳以下、とくに半数以上は2歳以下で発症します。

 

1歳未満で発見された場合は、治療成績がよく、98%以上が自然に治ります。

 

そのため、6か月のときにマス・スクリーニングをして、早期発見できるようにしています。

 

一方、1歳以上で転移している進行例は治りにくく、強力な治療を長期間行う必要があります。

 

症状:初めははっきりした症状はありません

 

初めは元気がなく、食欲がない、ときどきおなかを痛がるなど、がんとは考えにくい軽い症状です。

 

呼吸困難や足のマヒ、頻尿、おなかのしこりなどのはっきりした症状が出るのは、かなり進んで転移が起こってからです。

 

治療:手術し、抗がん剤で徹底的に治療します

 

転移がなく、腫瘍自体の悪性度が低い場合などは、手術で摘出だけ行います。

 

手術でできるだけ摘出し、1歳以上の進行例では、がんが消えるまで、徹底的に抗がん剤を使って治療します。

 

抗がん剤を大量に投与すると、骨髄が破壊されて免疫力が非常に落ちます。

 

そこで前もって本人の骨髄を採取しておき、抗がん剤の治療後に移植します。

 

この自家骨髄移植を併用することによって、3人に1人は治癒が期待されるようになってきました。

 

神経芽細胞腫のマス・スクリーニング

 

神経芽細胞腫になると、ドーパミン、アドレナリンなどの代謝産物が尿の中に排出されます。

 

そこで、尿検査(検査用紙が配布される)でこれらの代謝産物を調べると、神経芽細胞腫の早期発見ができるのです。

 

マス・スクリーニングで陽性と診断されても、すべて神経芽細胞腫だというわけではありません。

 

引き続き、尿の追跡検査や血液検査、エコー検査やCTなどの詳しい検査を行います。最終的に6か月未満の赤ちゃんの約7000人に1人が神経芽細胞腫と診断されます。

 

さらに神経芽細胞腫と診断されても、腫瘍の大きさなど一定の条件を満たしている場合は、すぐ手術をせず、経過観察をするケースも最近ではあります。

 

主治医とよく相談しましょう。




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