赤ちゃんや乳幼児が病気や怪我をすると心配ですよね。



口・歯の病気

母と子

口はものを食べたり話したりするほかにも重要な働きをします

 

口は食べたり話したりすのに大切なだけでなく、赤ちゃん時代にはものを探るという重要な働きもしています。

 

生まれたばかりの赤ちゃんの口のわきをママが指でつつくと、赤ちゃんは口を開けて指をとらえようとします。

 

その後、赤ちゃんが自分の指を口の中に入れて吸うようになると、吸うことで体の一部であることも覚えていくようですし、不安を抑える作用もあります。

 

口の中は粘膜で覆われていて、唾液で潤っています。

 

この粘膜や舌は健康状態と関係が深く、健康のバロメーターにもなります。

 

乳歯はふつう6カ月頃から生え始め、3歳までに揃います

 

私たちの歯は切歯、犬歯、小臼歯、大臼歯の区別があります。

 

切歯と犬歯は前歯で、食べ物などを噛み切り、小臼歯でつぶし、大臼歯ですりつぶして食道へ送りこんでいます。

 

大人の歯は28〜32本ですが、乳歯の場合は大人の大臼歯に当たるものがなく、歯は20本です。

 

乳歯は、ふつう6カ月ごろは下あごの乳中切歯から生え始めますが、上あごの前歯から生える赤ちゃんもいます。

 

だいたい1歳6カ月で上あごに8本、下あごに8本揃い、2歳半から3歳で最後の第二乳臼歯が生え、20本揃います。

 

しかし、生え方も、生える時期も個人差が結構あります。

 

1歳くらいから生え始める赤ちゃんもいれば、3カ月くらいで生えてくる赤ちゃんもいます。

 

稀に生まれた時からすでに歯が生えていることもあります。

 

生えたての前歯の先はギザギザになっていますが、上の歯が生えて噛みあうようになると、ギザギザがなくなってきます。

 

歯は食べ物をかみ砕くほか、発音にも重要な役割を果たしています。

 

発音するときに大切なのは前歯で、前歯が抜けていると、話をするときに息がもれて聞き取りにくくなります。

 

とくにサ行は前歯がないとうまく発音できません。

 

顔の形を整えているのも、歯の役割の一つです。

 

最近、噛めない子噛まない子が増えています。

 

歯とあごの発達が悪いため、不正咬合やあごの関節の異常(顎関節症)の下人になります。

 

軟らかいものだけでなく、かみごたえのある食べ物をよく噛んで食べる習慣を小さい時からつけることが大切です。

 

人間の歯は一生に一度だけ生え替わります

 

人間の歯は一度だけ生え替わります。

 

6歳ごろに乳歯の奥に大臼歯が生え、以後だいたい乳歯が生えた順に抜けて生え換わります。

 

永久歯は第3大臼歯(親知らず)も全部生えると32本生えます。

 

それまで永久歯は歯肉の中で成長を続けています。

 

乳歯は、永久歯をうまく導いて、正しい場所に顔を出すようにさせる役目ももっています。

 

ですから、乳歯が虫歯になったときも、きちんと治療しないと、抜け替わるときに、永久歯が正しい位置に生えないなど、永久歯にまで影響を与えてしまいます。

 

また、永久歯が生えてきているのに、乳歯が残っている場合は、歯並びが悪くなる元ですから、乳歯を抜きます。

 

乳歯と永久歯の生え替わりは、11〜12歳ごろまでに終わり、12〜13歳で第2大臼歯が生えます。

 

親知らずとか智歯と呼ばれる第3大臼歯は大人になってから生えますが、一生生えない人もいます。

 

また、歯の周りの異常(歯周炎)は歯槽膿漏となり、大人になってから歯を失う原因になります。

 

虫歯だけでなく、歯石がたまらないよう注意しましょう。


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