赤ちゃんや乳幼児が病気や怪我をすると心配ですよね。



熱性けいれん

母と子

こんな病気:高い熱とともにけいれんがおきます。

 

38度以上の熱が急にでたときに、けいれんを起こし、意識を失います。

 

けいれんをおこした後に発熱に気づくこともあります。

 

5歳以下の子供の3?4%にみられ、そのうち約3分の1は、何度か繰り返すといわれます。

 

髄膜炎のような中枢神経系の感染症によるけいれんや、脱水による発熱に伴うけいれんは、熱性けいれんとは呼びません。

 

1日以上発熱が続いた後でけいれんを起こした場合は、熱性けいれんでない可能性があります。

 

原因:けいれんを起こしやすい素因が関係しています。

 

脳の発達が未熟なうちは、熱が出たなどちょっとしたことで脳細胞を刺激して、けいれんを起こすものです。

 

けいれんを起こした子供の親や兄弟をしらべると、熱性けいれんの経験があることが多いため、遺伝的な素因が関係しているとも考えられます。

 

症状:けいれんは全身に起こり、2〜3分でおさまります。

 

けいれんというのは、自分の意思とは関係なく、筋肉が硬直してピーンとつっぱたり、筋肉が収縮してガクガクと動くことです。

 

熱性けいれんでは、多くの場合は、両方の手足をピーンと硬くつっぱった後、両手両足をガクガクふるわせます。

 

黒目が上にあがって白目をむき、唇が紫色になることもあります。意識がなく、名前を呼んでも反応はありません。

 

しかし、通常の熱性けいれんでは、ほとんど2〜3分で発作はおさまり、長くても15分以上続くことはありません。

 

その後は、けろりとしてけいれん前の状態に戻ります。

 

ときには、そのまま眠ってしまうこともあります。

 

治療:何度も繰り返す場合は、解熱剤や抗けいれん剤を使います。

 

通常の熱性けいれんであれば、発作自体が生命にかかわることはまずありません。

 

子供に危険がないように、衣服をゆるめたり、まわりをかたづけたりします。

 

複雑性の熱性けいれんと区別するため、よくけいれんの状態を観察し、持続している時間をはかります。

 

また、熱がさして高くないのにけいれんが起こった場合は、てんかんの疑いがあります。

 

発作がおさまったら熱をはかってみましょう。

 

もしそのとき熱がそれほど高くなくても、1時間くらいのうちに熱が出てきたら、熱性けいれんと考えていいでしょう。

 

複雑型の熱性けいれん以外の場合は、あわてて受診する必要はありません。しかし念のため、けいれんがおちついてから受診するといいでしょう。

 

夜中や休日にけいれんが起こったときでも発作後の様子が落ち着いていれば翌日受診でも大丈夫です。

 

何度も熱性けいれんを繰り返す場合は、発熱したときに、解熱剤を使って、けいれんを予防したほうがいいでしょう。

 

37.5〜38度くらいの熱が出たら、早めにジアゼパム坐薬を入れることで通常は熱性けいれんを予防できます。

 

複雑型熱性けいれん

 

次のようなけいれんは、てんかんの発作だったり、後でてんかんが発症する可能性があります。

 

できるだけ早く受診しましょう。

 

  • けいれん発作が15分以上続く場合
  • けいれんの強さや目の向き、頭の向きに左右差がみられたり、体の一部だけにけいれんが起こったりする場合
  • 1日に何回もけいれんを繰り返す場合



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