赤ちゃんや乳幼児が病気や怪我をすると心配ですよね。



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母と子

こんな病気:体がひどく軟らかく、うつぶせやはいはいが苦手

 

運動発達の遅れがある赤ちゃんの中で、生まれた時から体がグニャグニャして軟らかい赤ちゃんをいいます。

 

程度が強いと、うつぶせにしたときに手足がペッタリ床についてしまい、とくに太ももも床についてしまうので、「蛙様の肢位」と呼ばれます。

 

おなかを支えて腹這いにして持ち上げると、頭や足に力を入れて動かすことができず、まるで人形を持ち上げているような感じを受けます。

 

症状:緊張力が弱いのは大きく分けて2つのタイプがあります。

 

大きく分けて2つのタイプがあります。

 

1つは、筋肉の力は正常で、足を持ち上げたり蹴ったりはできるのに、緊張が低下しているため、軟らかい感じがするものです。

 

ダウン症候群の赤ちゃんに特徴的にみられますが、それ以外にも、全般的に発達の遅れのある赤ちゃんに見られることもあります。

 

しかし中には赤ちゃんのときはグニャグニャして、首すわりやおすわりがなかなかできなかったのに、だんだんしっかりしてきて、歩き始めが少し遅いくらいで、その後の発達は正常になっていく子供たちも少なくありません。

 

こういう場合は、「良性乳児緊張低下症」と呼ばれ、家族のなかにも同じような症状の人がみられることがあります。

 

もう1つのタイプは、筋肉そのものが弱い子供で、筋肉の病気がある場合と、脊髄の神経の病気の場合があります。

 

こうした病気のある子の多くは、生まれた時から母乳やミルクがうまく飲めない、呼吸困難がある、などの症状が見られます。

 

また、筋肉の病気で、顔の筋肉もおかされると、いつも口を半開きにして、しまりのない表情になります。

 

このタイプには重症無筋力症、先天性ミオパチー、福山型先天性筋ジストロフィー症、脊髄性筋萎縮症(ウェルドニッヒーホフマン病)などの病気が含まれます。

 

これらを正確に診断するためには、筋肉の一部を採取して、病理学的に調べる検査(筋生検)が必要になります。

 

治療:筋緊張が低下しているだけならとくに治療の必要はありません。

 

筋肉の力は正常で、筋緊張が低下しているタイプは、筋緊張を高めてあげる訓練をすると効果的でしょう。

 

成長ととも症状や発達の遅れが改善していけば、とくに治療の必要はありません。

 

ただし、姿勢が悪くなったり、体の動きにぎこちなさを伴ったりすることがあるので、外で全身を使って遊ぶ機会をたくさんつくってあげましょう。

 

全般的な発達の遅れを伴っている場合は、その原因についての医学的な検査が必要です。

 

筋肉の力も低下しているタイプ、特に少しずつ進行していく病気では、リハビリテーションで筋力を保つ訓練が必要になります。

 

これらの病気の多くは、遺伝子に関係し、現在、その方面の治療法が研究されています。




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