赤ちゃんや乳幼児が病気や怪我をすると心配ですよね。



脳性マヒ(のうせいまひ)

母と子

こんな病気:運動機能の発達が障害されます。

 

妊娠中から生後1か月にかけての間に、なんらかの原因で脳の運動中枢に障害が起こり、主に運動機能の発達に問題が生じるものです。

 

原因:脳が未熟なうちに生まれた早産児に起こりやすい障害です

 

分娩時の損傷によって障害を受けるケースは、周産期医療の進歩によって、大きく減少しています。

 

一方、新生児医療の進歩によって、極低体重児や超低体重児が救命されるようになりました。

 

こうした赤ちゃんは、まだ外の世界に適応できるほど成熟していない状態で生まれてくるため、脳、とくに脳の深いところにある脳室周囲の白質に損傷を受けやすいのです。

 

この脳室周囲にダメージを受けた脳室周囲白質軟化症(PVL)が脳性マヒの大きな原因になっています。

 

症状:体の一部にマヒが起きます

 

脳の損傷を受けた部位や程度によって、マヒの症状は異なります、手足のすべてが同じようにマヒしてしまう場合、上肢に比べて下肢のマヒが強い場合、体の片側だけがマヒする場合とさまざまです。

 

いずれも筋肉の緊張の異常を伴うことが特徴で、多くの場合は、体の一部の筋肉の緊張がいつも、あるいは突発的に強くなります。

 

こうなると、筋緊張の分布がアンバランスになり、そのため、運動するときにふつうと違う異常な力がかかることになります。

 

こうした状態が続くと、力の異常なかかり方に合わせて、骨格が変形したり、間接がかたまって動かなくなったりします。

 

口の周りや首の筋肉の緊張が高いと、うまくもの噛んだり、飲み込んだりすることが難しくなります。ときには呼吸もうまくできなくなって、ゼロゼロしやすい状態になることもあります。

 

重度の脳性マヒでは、知的障害やてんかんを合併することがあります。

 

脳性マヒかどうかを診断できるのは、ほとんどの場合、1歳過ぎですが、中には4〜5か月の早期に診断できるケースもあります。

 

治療:リハビリテーションが中心になります

 

治療の中心はリハビリテーションです。

 

リハビリの基本的な考え方は、異常な筋肉の緊張や反射を抑え、正常な運動パターンを引き出すように促すことです。

 

そのために、専門のセラピストの手をかりて、さまざまな姿勢をとらせたり、運動をさせたりします。

 

また、自分で動けるようになったら、正常なパターンの運動ができるよう、補助する装具をつけて練習することもあります。

 

ぜひ療育センターなどで、リハビリテーションを受けましょう。

 

筋肉の緊張が非常に高く、そのために食事がうまくできなかったり、一旦胃に入った食べ物が食道に逆流したりする場合は、筋肉の緊張を下げる薬を使ったり、逆流防止の手術をします。

 

また、関節がかたまってしまった場合は、整形外科的な手術を行うことがあります。




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