赤ちゃんや乳幼児が病気や怪我をすると心配ですよね。



停留睾丸(ていりゅうこうがん)

母と子

こんな病気:睾丸が陰嚢内におりてこなかったもの

 

胎児時代は、睾丸は赤ちゃんのおなかの中にあるのですが、だんだん下に降りて行って、生まれる直前に陰嚢内に降りてきます。

 

その睾丸が、なんらかの原因で、途中で止まったのがこの病気です。

 

そのため、早産時の場合は停留睾丸が多くみられます。

 

はっきりした原因はわかっていませんが、ホルモンの異常、睾丸の発育不全が原因ではないかと考えられています。

 

症状:陰嚢をさわっても睾丸に触れません

 

片方だけのことが多く、陰嚢が片方だけ小さいので目で見ても気がつきますが、触ってみると睾丸に触れないので、はっきりわかります。数は少ないのですが、両方に起こすこともあります。

 

程度は第T度から第W度に分けられます。

 

第T度

睾丸が鼠径部の鼠径管の外に出ていて、陰嚢近くまで降りてきているものですが、1歳まで、遅くても2歳までには自然に降りてきます。

第U度

鼠径部の中間にあるものを、

第V度

鼠径部の奥にあるもので、ほとんどの場合、自然に降りてくることはありません。

第W度

おなかの中にあるものをいいます。数は少ないです。

 

長期間、睾丸が陰嚢の中におさまっていないと、大人になって精子をつくる能力が低下して不妊症になることがあります。

 

というのは、睾丸にとっては、体温より1〜2度低めが適温で、体の中に留まったままだと、温度が高すぎて睾丸が正常に発育できないからです。

 

また、第W度のケースでは睾丸をそのままの位置に放置しておくと将来悪性化(がん化)することがあります。

 

治療:自然に降りてこないときは手術をします

 

自然に降りてきそうなら様子をみます。

 

手術は鼠径部を切開し、睾丸を固定している部分を切り離し、陰嚢内にひきおろして固定します。

 

第T度は、大部分のものは生後5か月から1歳までに自然におりてきます。

 

お風呂に入ったときなどに、一時的にでも睾丸に触れるようなら自然に降りてくることが多いので様子をみます。

 

2歳までに降りてこないときは手術をします。

 

第U度、第V度は1歳ごろ手術をします。

 

明らかに第W度とわかっている場合は、5〜6歳ごろ腹腔鏡を使って精巣を探し、正常な精巣細胞がみつかれば陰嚢に固定します。

 

みつからない場合は、精巣を摘出します。




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